まつげこと霜丘麻依です。
新年度から新しい仕事が決まって、
学校関係でまた一つ世界を広げる準備をしています。
その昔も、学力を伸ばすとか
賢い子に育てるとか
の目的でいろいろ、それはマニアックに調べたり試したりしたのですが
最近はさらに「教育と知能」のことを考える機会が増えました。
わかりやすいところでは、
結晶性知能と流動性知能の2種類があります。
年齢を経て経験的に蓄えられていくのが結晶性知能。
新しい場面への適応を必要とする際に、臨機応変に問題を解決するのが流動性知能。
この流動性知能には、計算力・暗記力・思考力・集中力などが含まれるとされ、加齢で衰えやすいとも言われるのですが、最近の研究では工夫によって、年齢が上がってからも維持したり向上したりできる部分もあるとされています。
いわゆる脳トレですね。
特別支援教室にいる個性豊かな子どもたちも、
自分に合う方法を見つけると学校での課題にも取り組みやすくなり、
知識の獲得や課題解決力が目覚ましく上がっている様子を何度も見ました。
教育とは、単に知識を与えるだけではなく、その子がじぶんで生きていく力を得る手助けをすることだなと改めて思います。
知能には認知特性が関与しているので、
意欲とか適応以前の、
もっと根本的な問題として心理師がアセスメントしたり支援を考えたりできる部分です。
人間理解としても、認知の個性まで視点を広げられるととてもおもしろい見方ができるので、
学校での新しい仕事は今からとても楽しみです。